
春野事典
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UPDATE : 2009/04/03 11:45:40 | データ件数 : 33件
「ひ〜」は、4件です。
ビンカ峠のビンカ(春野名木百選・町指定天然記念物)【びんかとうげのびんか】
ビンカ峠は春野町と中川根町との境に位置しており、このビンカは樹齢500年といわれる巨木です。郷島のビンカ(春野名木百選・町指定天然記念物)【ごうじまのびんか】
茶畑の下に樹生しており、その幹は盆栽のようにくねった形を見せています。日暮らしの松(昔話「ふるさと春野の伝説」より)【ひぐらしのまつ】
その昔、熊切の集落の人たちは食べ物に困っていました。そこで、食糧を得るために山を切り開いて野焼きを行い、畑を作ることにしました。ある日のこと、村の娘が山で働いている人たちのところへ昼ご飯を持って行こうと飯櫃を背負って山道を急いでいました。
ところが、山道の途中で大きな熊が現れました。娘はあわてて逃げようとしましたが、くまから逃げ切れなかったため、一本の松の木によじ登ることにしました。
しかし、熊も娘を追いかけて、松の木を登ってきました。
やがて、熊は娘の近くまで登って来てしまい、前足がふれるまでになっていました。
そこで、困り果てた娘は飯櫃の中からしゃもじを取り出し、力いっぱい熊の前足をたたきました。
けれども、熊はあきらめません。娘と熊の戦いは長い時間続けられました。
そうしているうちに、日も暮れようとする頃、熊の前足から血がにじんできました。足の傷が痛み出した熊は、ようやく松の木から降りて、夕暮れの山の中に逃げて行きました。
こうして、娘はやっと松の木から降りることができましたが、あたりはとっぷりと日が暮れていました。
この出来事から、娘と熊が戦った松の木のことを、日暮らしの松と呼ぶようになったそうです。
平木開拓T遺跡【ひらきかいたくいちいせき】
縄文時代早期の土器が出土。気田川に向かって張りだす幅広い尾根の先端部に位置。*参考資料:「春野歴史物語」
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