写真:勝坂小学校
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春野事典

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UPDATE : 2009/04/03 11:45:40 | データ件数 : 33件

「し〜」は、4件です。

春野町の人口【はるのちょうのじんこう】

5953人(2005年6月1日現在)

新宮池の大蛇(昔話「ふるさと春野の伝説」より)【しんぐういけのだいじゃ】

和泉平の山の上に、新宮池という大きな池があります。
この池のある場所は、その昔は広い田んぼでした。ある日、長者の娘が畦道に咲いていた花を摘もうとしました。ところが、その花は大きな蛇が化けていたものでした。
大蛇は怒って暴れ回ったため、見る見るうちに田んぼは掘られていき、とうとう池になってしまいました。そして、大蛇はこの池に住むようになったと言われています。
その後の新宮池には、この大蛇にまつわる伝説が残されています。
新宮池に住むようになった大蛇は、時々悪さをして畑や山を荒らすため、村の人は困っていました。何回も池に来て、大蛇に悪さをしないように頼みますが、大蛇は聞き入れてくれません。
そこで、村の人たちは相談して、焼いた石を沢山池に投げ入れ、大蛇を懲らしめることにしました。
このため、流石の大蛇も池に居られなくなり、別の池に逃げて行ったそうです。
また、古くは新宮池と長野県の諏訪湖の水は、地底でつながっていたという言い伝えもあります。
この新宮池では、毎年7月下旬に御舟祭が行われ、池の上に飾り付けられた舟が浮かび、舟の中に笛や太鼓を持ち込んで賑やかな演奏が行われます。

春野町内の神社【はるのちょうないのじんじゃ】

昭和61年から平成4年にかけて、町内の神社、寺院の調査を行い、平成5年2月に刊行した『春野町の社寺棟札等調査報告書』によれば、春野町内にある社寺は113を数えています。
●代表的な神社・・・秋葉神社(領家)、小国神社(杉)、南宮神社(気田)、熊野神社(高瀬)、熱田神社(犬居)、蛭子神明神社(熊切)、諏訪神社(長蔵寺)、新宮神社(和泉平)、八幡神社(勝坂)、清水神社(勝坂)

春野町内の寺院【はるのちょうないのじいん】

春野町内の寺院が建立され始めたのは、仏教が広く民衆の間によって広まった、最澄の天台宗、空海の真言宗、やや遅れて日蓮が日蓮宗を布教した時代以降と思われています。
明治維新後に神仏分離の政策がとられると、各地で神官たちによる廃仏毀釈運動が起こり、春野町内の寺院もいくつかが廃寺になりましたが、現在でも地域の人々の信仰を守り続けている寺院も多く、歴史の古い仏像なども残されています。
●主な寺院・・・秋葉寺(領家)、瑞雲院(若身)、長命寺(長蔵寺)、大光寺(春埜山)、意昌庵(静修)、正源寺(仇山)、宝珠寺(川上)、宝泉寺(植田)、戒光院(山路)、高松寺(杉)、円満寺(気田)

*参考資料:「春野歴史物語」

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